RPAの種類と活用事例・おすすめRPAツール10選

RPAの種類と活用事例・おすすめRPAツール10選

目次

RPAはさまざまな処理が自動化できるため、人的ミスの防止をはじめコスト削減、人材不足の解消など多くのかたちで生産性向上に活用できます。しかし導入を妨げる要因の1つが、種類が多く何を選べばよいかわかりにくいという点です。今回は、RPAの種類とおすすめのRPAツールについてご紹介します。

RPAの種類は3つ!メリットとデメリット

RPAの仕組みを種類ごとに紹介します。特徴と選定する際のポイントをメリット・デメリットに分けてみていきましょう。

RPAの仕組みによる分類

RPAは、業務を自動化するソフトウェアロボット(デジタルレイバー)がどこで作業をするのかによって3種類に分けられます。

 

特徴

メリット

デメリット

サーバ型

サーバ内で作業を自動化

・1台のパソコンに対して複数のロボットが同時に駆動できる

・業務の一括管理など、大規模な展開が可能

・自社サーバにRPAがあるため、情報漏えい、乗っ取りに比較的強い

個別に設定するため、維持管理や保守費用が多くかかる

デスクトップ型

各々のデスクトップ内で作業を自動化

・担当者、部門、個人など小規模の環境変更だけで導入できる

・スモールスタート向け

ある担当者しかRPAを活用できなくなる場合がある

クラウド型

クラウド上で作業を自動化

・更新作業や保守が不要

・RPAを使っていてもパソコンのメモリを圧迫しない

・導入コストが抑えられる

・個別のカスタマイズには向かない

・クラウド上で作業しない操作は自動化できない

・セキュリティ確保がベンダーに依存

RPAで自動化したい業務による分類

幅広く利用したい場合には汎用型が便利です。一方、RPAで自動化したい業務が絞りこまれている場合には特化型が向いています。

 

特徴

メリット

デメリット

汎用型

カスタマイズ性が高い

さまざまな業務に活用可能

各々の業務を切り分けて初期設定を行うため準備に時間がかかる

特化型

専門性が高い

勤怠・会計など特定の業務プロセス全体の自動化が可能

全社導入の場合複数のロボットを契約する必要があり費用がかかる

マーケティングにおけるRPAの導入事例

ここでは各マーケティングの業務領域におけるRPAの活用例をご紹介します。

RPAが得意とする作業

RPAは決まった手順を繰り返して作業する業務が得意です。例えば以下のような作業に向いています。

調査:手順が決まっているルーチン作業

価格調査を行う場合、多くのサイトから調査対象となる商品やサービスを見つけて値を確認する必要があります。RPAでは、価格データをしたあとにExcelなどに出力が可能です。しっかり調査をした価格であれば、取引先と価格交渉したり同じ商品を販売する事業者との競争力を維持したりできます。

集計:大量のデータを扱う作業

アンケートや口コミの集計など、大量のデータの処理もRPAの得意分野です。決まった場所から値を取り出して合計するため、人の手による作業よりも間違いが発生しないメリットがあります。また、勤務時間を気にせず集計作業ができるため、素早く作業が進められます。

帳票作成:複数のツールやシステムを横断した作業

ExcelAの一部の箇所と別のExcelBの一部の箇所にある値を取り出して帳票に出力したり、システムへ登録したりする作業を自動化できます。さらに登録完了した情報を必要な担当者へメール送信することも、一連の処理に含めることが可能です。

RPAの活用例:市場調査・商品企画

RPAが得意とする作業を踏まえると、市場調査や商品企画では以下のような作業が行えます。

・POSデータの分析
・ECサイトの価格調査
・アンケート集計の自動化
・ネット上の自社製品の口コミ収集
・商品要望書のシステム登録
など

RPAの活用例:広告宣伝・販売促進活動

RPAが得意とする作業を踏まえると、広告宣伝や販売促進活動では以下のような作業が行えます。

・リスティング広告レポート作成の自動化
・イベント申し込みサイトと顧客情報管理システムの連携
・SNSの投稿
・ECサイトへの商品登録
など

おすすめのRPAツール10選

ここでは代表的なRPAの種類を10種類ご紹介します。

RPAの導入型とおすすめ企業規模

まずRPAの形態と特におすすめの企業規模を一覧でみていきましょう。

 

導入型

おすすめ企業規模

サーバ型

デスクトップ型

クラウド型

大企業

中堅企業

中小企業

EzRobot

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ロボパットDX

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UiPath Platform

EzAvater

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WinActor

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BizRobo!

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BizteX cobit

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Blue Prism

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Automation 360

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ASTERIA Warp

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おすすめRPAの特徴

ここでは、先に紹介したRPAの特徴をご紹介します。

EzRobot

幅広い業界で活用できるRPAです。パソコンごとに1ライセンスが発行されるため、複数のユーザーで試すことも可能。熟練者向けに高度な拡張機能が充実しているほか、勉強会やサポートがあり初心者向けとしても活用可能です。

ロボパットDX

無料トライアルは1か月3アカウントまで利用可能。契約は1か月単位なので導入しやすいRPAです。ヘルプデスクや無料サポート、勉強会、解説動画視聴など初心者をサポートする支援が充実しています。

UiPath Platform

サブスクリプション型サービスでシナリオ作成、管理、実行、分析、運用サポートが含まれます。AIで会話を分析し、複雑な意思決定も自動化可能。さらに駆動パフォーマンスの監視や測定、予測などを高度に分析する「Insights」を搭載しています。

EzAvater

無制限シナリオが作成できるほか、ロボットが安定稼働できるように、システムの速度にあわせて動く点が特徴です。万一エラーが発生した際は、通知や画面キャプチャ付きメールなどが受信できるため、不具合対応時間が少なくなるよう工夫されています。

WinActor

サービス・インフラやソフトウェア・通信系など2018年時点で1,900社の導入実績がある純国産RPAです。Windows上で動作するOffice製品やERP、OCRなどさまざまなアプリケーションの操作を学習して自動実行が可能。プログラミングの知識がなくても設定できます。

BizRobo!

10万ロボットを超える開発・運用実績とノウハウが詰め込まれたRPAです。機械学習機能(ISA)とバックグラウンドで駆動するデジタルレイバープラットフォームを採用しており、1ライセンスで複数のロボットが動かせます。

BizteX cobit

クラウド型で月額2万円から利用できるため導入しやすいRPA。営業・人事・マーケティングなどで活用されるスプレッドシートやメール送信、変化点検出などブラウザ上の業務効率化が得意な領域です。

Blue Prism

「オブジェクト」という単位で「ロボット」を組み立てて動かします。オンラインストアで自動化機能を追加購入できるため、システムとの連携に強く、基幹システムの改修に活かすことも可能です。

Automation 360

人工知能を搭載しており、自動化すべき業務を自動抽出して最適化が図れます。e-ラーニングの「Automation Anywhere University」でRPAの基本的な知識や活用方法が学べます。

ASTERIA Warp

2020年時点で9,000社以上の導入実績があります。フローの作成はアイコンのドラッグ&ドロップとプロパティの設定で行えます。データ連携基盤(EAI)、クラウド連携、データ統合基盤(ETL)としても活用可能です。

RPAの種類は事業規模とニーズで選ぼう

RPAでは導入する場所によってサーバ型、デスクトップ型、クラウド型と3種類に分けられます。またどの程度カスタマイズできるのかもツールによって異なります。RPAを選択する場合には、事業規模や自動化したい作業の内容によって最適なものを選びましょう。

文:xDX編集部 画像提供:Getty images, pixabay, Photo AC

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