【初心者必見】ウェブマーケティングの意味とは?なにをすればいいのか解説!
目次
商品やサービスを買い手に届ける方法を「マーケティング」といいます。そのマーケティングには、通常のリアル店舗でのマーケティングと、インターネット上で行われるウェブマーケティングがあるのです。
今回の記事では、ウェブマーケティングとはどんなもので、具体的にはどんなことをするのが正しいのか?について解説していきます。この記事を読んで、ウェブマーケティングについて詳しくなってみましょう。
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ウェブマーケティングとは一体なに?
ウェブマーケティングというのは、インターネット上で行われるマーケティング活動全般のことを指します。マーケティングというと、どんな商品を、どのようにして、どれくらいの価格で、買い手に届けるのか?ということを一連の流れにまとめた行動になります。
サービスや商品を産み出し、それを買い手に届けるには、マーケティングを理解して行動することが必要不可欠なのです。
このマーケティングを、リアルのお店やテレビではなくインターネット上のみで行うことを、ウェブマーケティングといいます。ウェブマーケティングの最大の特徴としては、誰が、いつ、どこから、どれくらいの時間、あなたのウェブサイトにやってきたのかが明確に分かるということです。検索ワードまでさかのぼれば、どうして訪れたかのさえも想像できます。インターネットが当たり前になった現代では、ビジネスにおいてウェブマーケティングは重要な活動です。
ウェブマーケティングはどんなことをすればいいのか?
ウェブマーケティングといっても実際にはどんなことをすればいいのでしょうか?大きな流れをまとめ、ご紹介します。
①戦略分析を行う
ウェブマーケティングの第1歩は「戦略分析」です。どんなビジネスを展開するにしても、事前の戦略を決めることは必須行為でしょう。インターネットを活用して、あなたは一体どんなお客様にサービスを販売しようとしているでしょうか?
個人ユーザーでしょうか?企業相手でしょうか?もちろん、女性か男性かでも異なりますし、年齢によっても戦略は変わります。
直接ウェブブラウザから検索をかけるユーザーなのか?SNSを中心に情報を得ているユーザーなのか?1日の内で、最もインターネットに触れている時間はいつなのか?という点も押さえておかなければ、実際にマーケティングでサービスを販売することには繋がらないでしょう。その際に、あなたがこれから集客しようとしている分野での競合も調査しておく必要があります。
連想されるキーワードでグーグル検索をかけ、競合をピックアップするのです。そうやって具体的なペルソナ設定と戦略を練ることから始めましょう。
②集客を行う
具体的な戦略が決まれば、いよいよ集客を行う段階に入ります。まず初めに行うべきことは「SEO」です。Search Engine Optimizationの略語になっていて、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。
SEOをすることで、検索エンジンから集客するためのウェブサイトが高評価を受け、検索時の上位表示に繋がります。
集客には「リスティング広告」も有効です。リスティング広告とは、検索エンジンなどで検索した際、あなたのサイトと関連性の高いユーザーに広告を表示させる方法で、広告掲載にはお金がかかりますが、大きなPR効果が期待できます。
さらには、バナー広告であなたのサイトを表示させ、関連性の高いユーザーの目に留まりやすくする方法もあります。大手検索サイトのグーグルやYahoo!でバナー広告を掲載し、より多くのユーザーの目に留まるようにしていきます。ディスプレイ広告や、アドネットワーク広告とも呼ばれます。
ある程度、認知度が高まるとメルマガを送って直接的にユーザーにアプローチする集客もできます。また、SNSをよく閲覧するターゲットに向けては、SNSでの発信を行うことも考えてみましょう。表示できる情報は少ないですが、インパクトを与えることに関しては有効です。
③サイトでの販売活動
あなたのウェブサイトにお客様を呼んでくることができれば、いよいよ商品やサービスの販売活動に移ります。
販売は「ランディングページ」を使って行いますが、このランディングページをより見やすく魅力的なものに作り替えることを、LPOといい「ランディングページ最適化」と呼ばれます。LPOもウェブマーケティングでは欠かせません。
また、問い合わせを行う際の「入力フォーム」も使いやすく最適化を行う事で、ウェブサイトを訪れたお客様からの問い合わせが増え、商品やサービスの販売のきっかけになるでしょう。このことを「EFO」といい、入力フォーム最適化といいます。お客様が購買意欲をもったときに、それを逃さないようにするための施策です。
④顧客との関係性の継続
最後に、意外と重要になるのが「商品やサービスを購入してくださったお客様との関係性の継続をすること」です。ウェブマーケティングでは、新規顧客を獲得するのに現状の顧客維持の5倍の労力がかかるといわれています。
つまり、既存のお客様との関係性を維持し、さらに深い関係性になっていったほうが、今後のビジネスを楽に進められるのです。
継続的にメルマガを配信したり、メッセンジャーアプリなどを活用したりして、お客様のことを末永くサポートしていきましょう。継続的に顧客に対してコンタクトを取ることで、お客様からの信用も得られ、次回のサービス購入に繋がる可能性がグッと高まります。
ウェブマーケティングとデジタルマーケティングの違いは?
ウェブマーケティングと似たような言葉に「デジタルマーケティング」という言葉があります。この2つはどのように違うのでしょうか?
一言で表現すると「扱う世界の範囲の違い」です。ウェブマーケティングというとウェブサイトを通じて、インターネットの中でのみ行われる経済活動に対するマーケティングです。
一方のデジタルマーケティングとは、リアルな店舗でも行われるマーケティングで、例えば顧客情報をデジタルデータで管理したり、ポイントサービスをデジタルで管理したりすることなどが該当します。
そのほかリアル店舗の情報を、インターネットを利用して広告することもデジタルマーケティングの一環といっていいでしょう。現代のようにIT技術が発達していると、さまざまな形でマーケティング戦略をしていかなければ競合に勝てないのです。
ウェブマーケティングに役立つツールとは?
ウェブマーケティングを行ってあなたのサイトへのお客様を増やすには、いくつか便利なツールを使うことも有効なのでご紹介します。
1つ目は「Googleアナリティクス」です。こちらのツールでは、あなたのサイトにどんなユーザーがどこからどんな端末を使ってやってきたのか?をリアルタイムで把握できるツールです。自分でウェブサイトを運営している方であれば、ほとんどの場合導入されている有名なツールになります。
2つ目は「Googleタグマネージャー」です。ウェブサイトを運営していると、タグと呼ばれるコードをいくつもサイト内の設置していく必要があります。しかも、タグの中には複雑な表記の物も多く、設置に時間がかかる場合もあります。そんなタグの設置をスムーズにサポートしてくれるのが、Googleタグマネージャーです。
DX時代で企業が生き残っていくには、ウェブマーケティングが必要不可欠
今回は初心者の方でも分かるように、ウェブマーケティングについて解説しました。インターネットを通じてビジネスを展開するのであれば、ウェブマーケティングの勉強をし、DX時代を生き残っていく必要があります。
もし、インターネットでビジネスをしようとしているのにうまくいかないと感じられているのであれば、今回の記事のような内容を再度確認し、魅力的なウェブサイトへと改善していきましょう。
編集&文/xDX編集部 画像提供/Getty Images